歌舞伎俳優の尾上菊之助（47）、尾上丑之助（11）が23日、都内で行われた『松竹創業130周年記念 2025-26年ラインナップ発表会』に登壇。丑之助が六代目菊之助を襲名する覚悟ができてきたと語った。

【写真】襲名披露にあたって意気込みを語った尾上菊之助と丑之助

　今年5月、6月歌舞伎座にて、菊之助が八代目菊五郎を、丑之助が六代目菊之助を襲名する。江戸時代から連綿と続く、歌舞伎界の大名跡である「尾上菊五郎」と「尾上菊之助」。歴史的な襲名披露興行が歌舞伎座を皮切りに、全国各地の大劇場で開催される。

　菊之助は「この松竹130周年という節目の年に、菊五郎を八代目として、そして私のせがれが、菊之助を六代目として襲名させていただきますこと、とても光栄でうれしく思っている次第でございます」と話す。

　続けて「名前を受け継ぐということは、歴史を築き上げてきてくださった先人たちの知恵、技術、心を継承し、発展させ、広く伝えることだと思っております」といい、「松竹と歌舞伎役者が手を携え、よりお客さまに楽しんでいただける作品をこれからも作ってまいりたいと思ってまいります」と襲名後の決意も語った。

　その後丑之助は「（襲名発表の）記者会見の時には、まだ丑之助でいたいという話をしましたが、おけいこを重ねていくうちにだんだんと菊之助になる覚悟ができてきて、菊之助になるのが楽しみになってきました」と襲名披露を前に変化した心境を明かしていた。

（提供：オリコン） 1月23日 13時00分配信

『松竹創業130周年記念 2025-26年ラインナップ発表会』に出席した（左から）尾上菊之助、尾上丑之助 （C）ORICON NewS inc.