県の新体育館整備費が500億円近くに!? 鹿児島県


 313億円で入札不調に終わっていた県の総合体育館整備事業。約1.6倍の500億円近くに増額する方針であることが分かりました。

【塩田知事】
 「いまの資材価格であったり人件費、これが大きく増えているという中で、増額ということは、そういう方向になるんじゃないかと思っています」

 県は新たな総合体育館をドルフィンポート跡地に整備する計画で、去年、313億円の事業費を見込み、整備や運営を担う民間事業者の入札を行いましたが、参加を表明していた2つのグループが辞退し、不調に終わりました。資材価格や人件費の高騰などが辞退の理由としています。

 関係者によりますと、県は当初313億円としていた事業費を500億円近くに増額する方針で、県議会の理解が得られれば6月議会以降に関連予算を提案する考えだということです。

 180億円を超える増額。県民の理解が得られるか問われた知事は。

【塩田知事】
 「これから精査をした上で議会を含めて丁寧な説明をしていきたいと思っております」

 また、前回は資金調達から整備・運営までを一括で発注する「PFI方式」で入札にかけましたがそれをやめ、個別で発注する従来型の手法への変更を検討しているということです。

 
「KKBみんながカメラマン」