麻薬取締法違反などの罪で無罪判決の男性(27) 地検控訴せず 鹿児島
麻薬取締法違反などの罪に問われた建設業の男性(27)に鹿児島地裁が無罪を言い渡した裁判について、鹿児島地検は31日、控訴しない意向を明らかにしました。
男性はおととし8月、知人男性と共謀し、密売人から麻薬を譲り受ける約束をし、屋久島町の宿泊施設に発送させようとしたなどとして、麻薬取締法違反などの罪に問われました。
今月17日の判決で鹿児島地裁は、男性との共謀が成立しないまま知人男性が犯行に及んだ可能性があると指摘し、「2人の共謀を認めることに、合理的な疑いが残る」などとして無罪判決を言い渡しました。
控訴期限は31日までで、鹿児島地検は控訴しないことを明らかにしました。
「検討した結果、判決の判断を覆すのは困難と判断した」とコメントしています。